和風坪庭の種類と手入れ
和風坪庭とは、広義では和風庭園として、平安時代に貴族が暮らしていた寝殿造りの宮殿から生まれた1000年以上の歴史あるものです。寝殿造りの建物を廊下でつないだ建物と建物の間の空間。これを壷と呼ぶようになり、次第に坪となりました。そして京都の町屋に坪庭が生まれたのですが、町屋は間口が狭くて奥に長い独特の構造であったために、採光と通風を目的として造られたのが坪庭となります。
一般的に和風坪庭といえば池を中心とした起伏のある地面に庭医師や草木を配して、四季折々の景色を鑑賞できるようにした庭という文化があり、和風坪庭の特徴とは「象徴化」にあると思います。
和風坪庭は、広大な自然や神仙の世界、浄土の世界などをそのまま具現化するのではなく、象徴に置き換えて表現することがあり、例えば水の代わりに砂利や石の置き方で水流を表現したりします。
和風坪庭の種類には、主庭・坪庭・前庭・池庭・石組み・砂利庭などがあり、それぞれの役割が絶妙な和風坪庭として作用することになります。
中でも最も特徴的なのは池庭だと思いまして、スペースの都合で叶わない方もいらっしゃると思いますが、理想は池庭のある和風坪庭を再現できれば、坪庭を極める者として最高の達成感に包まれる瞬間でもあると思います。
リン酸、カリウム成分を多く含んだ骨粉や化成肥料を根元周囲に施します。
簡単に記載しましたが、冬と夏に上記の手入れをしておくだけで、通年を通した和風坪庭で四季を十分に満喫できると思いますので、ご留意くださいませ。



